CentOS Server セットアップ備忘録 (4) - OpenJDK がダメダメな上に JPackage 機構もうまく動かない件

不安を抱いてはいた OpenJDK ですが、やっぱり問題が出てきました。

まず、OpenJDK に含まれてる Javamail の実装がヘボくて、これが Tomcat にデフォでロードされてるもんだから、Sun の JRE だとちゃんと動く、Javamailを使った WAR がマトモに動きません。

しょうがないので Sun のJDKを入れて、JPackage で VM を切り替えようと思ったのですが、この JPackage 用のパッケージ(http://mirrors.dotsrc.org/jpackage/1.7/generic/RPMS.non-free/java-1.6.0-sun-compat-1.6.0.06-1jpp.i586.rpm)がエラーでインストール出来ない。

しゃーーないので、OpenJDK の Javamail ライブラリを殺して純正 Javamail が動くか試してみるものの、今度はセキュリティ関連(SSL)の実装がヘボくて例外を吐きなさる。うがぁー! (なら javax.security 以下も全部純正にすげ替え・・・ってのは、他に悪影響出そうなので試してません。)[*1]

標準パッケージがあるのにみんなわざわざ野良の Tomcat 使ってるのって、こういう罠があるからなのね。。。OS 標準だからといってマトモに機能するとは思うなってことか。。。なんていうか、そういう文化だというなら仕方ないけど、世間一般の製品品質から見ると、随分ひでぇ話です。

結論: 現段階の CentOS 5 では、標準パッケの Tomcat は地雷だから使うな。

このへん(製品としての品質)、Ubuntu の優位点の1つなのでしょうね。比較対象を知って初めて認識しました。^^;

[7/30 追記]

(*1)...後で気付きましたが、{OpenJDK}/jre/lib/security/cacerts には有効な認証局の証明書が入ってません。ひょっとすると、keytool でルート証明書をインポートするとか、よそから cacerts コピーするとかすれば、動くようになるのかも知れません。