エアー剣チューブ修理方法(スポーツチャンバラ)

最強の修理方法を開発したので公開します。(笑)

ゴムが劣化してボロボロになっちゃってる、こんな絶望的損傷でも修理可能!(見えにくいですが、千切れた部分以外も根本から5cmぐらい全面的にモロモロになっちゃってます。)

まずは分解して、ゴムチューブを剥き出します。

使うのは「液体ラテックス」。天然ゴムが固まる前の液状物質で、ゴム風船やコンドームの原料です。空気中では乾燥して固まっていくので、少量ずつとります。

おもむろに塗ります。なるべく薄く。

乾かします。ドライヤーの熱風をあてると早いです。

乾くと透明のゴム膜になります。

塗って乾かしてをさらに2~3回繰り返し、ゴム膜を適当な範囲・厚さに積層します。


数時間放置して乾かします。

分厚く塗ってしまうと表面だけ乾いて中に液だまりができてしまって、完全に乾くまで数日かかってしまいます。薄い層を重ねていくのがコツです。

先端も部分的に劣化しかかっていてやばかったので、補強しておきした。

この通り、機密性ばっちり。

新しいゴムの部分はベタベタしているので、組み立て前には小麦粉を手のひらに取って擦りつけると良いです。ついでに光沢も消えて少し目立たなくなります。

ラテックスで作ったゴム膜はかなり丈夫かつ柔軟で、強度的には問題なさそうです。気をつけるとすれば、母材との接合部分の剥離に弱いことでしょうが、これは剥離を押さえる方向に上からテープを巻くなどの工夫で対応できています。


肝心のラテックスの入手先ですが、私は東急ハンズの試薬・実験品コーナーで購入しました。探し始めて一店目で見つけたので、その手の店を探せば結構見つかるんじゃないかと思います。また他にも、ボディペインティング用、特殊メイク用、模型の型取り用などでも流通しているようなので、探しさえすれば、それほど入手難度は高くないはずです。

これ見て試した方、成功/不成功や加えた工夫・Tips等をお知らせください。^^


# あ、ちなみに直射日光下ではやらない方が良いですよ。ゴムは紫外線で劣化するので。